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月: 2016年5月

新日本三大夜景/夜景100選/日本夜景遺産

ぷくぷくが地元情報誌「ピグレ」に掲載されました。

「やまなしフルーツ温泉ぷくぷく」が地元の情報誌「ピグレ」に掲載されました。

写真とインタビュー文章を掲載させていただきます。ご掲載いただきありがとうございました。

ピグレ巻頭特集

日常のちょっとした非日常
「フルーツ温泉ぷくぷく」を再発見。

身近に温泉があるというのはとても素晴らしいこと。ピグレエリアには、全国から人を呼びこむ名泉がいくつもある。今回の特集では、今年3月にリニューアルし、「お風呂がさらによくなった!」と早速評判になっている「フルーツ温泉ぷくぷく」を取材した。人気の観光温泉・ぷくぷく。その裏で見逃されがちな地域密着性。地元民に愛され、地元への愛にあふれるぷくぷくの”温かい姿”を紹介する。

フルーツ公園のすぐ上
身近な非日常で〝湯ったり〟と

かつて「全国でも有名な旅行雑誌」の表紙を飾ったこともある人気の温泉スポット「フルーツ温泉ぷくぷく」。2011年に「英雅堂グループ」が運営を引き継いでから、「訪れる人がより楽しめる場所に」と歩みを進めてきている。
「オープンから4年目に入りました。今年3月1日に約1ヶ月の改修工事を終え、リニューアルオープン。リニューアルの目的はより気持ち良く快適に温泉の湯を楽しんでもらえるようにというものでした。温泉温度が低下してしまうのを防いだり、常に湯がきれいな状態であるように温泉水をより良く循環させたりできるよう温泉の工事を行いました」
こう教えてくれたのは施設の支配人甘利さん。甘利さんはオープン当初からぷくぷくを支え続ける施設の大黒柱的存在だ。
「リニューアルによってもともとの泉質を生かしながら、湯をオーバーフローさせる〝音〟でも温泉のヒーリングを味わえるようになりました。水が流れる音というのは、癒し効果を与えてくれます。肌と身体と耳で温泉を感じて、目で甲府盆地と富士山の絶景を楽しむ。より一層リラックスして非日常感を満喫できる湯になりました」
泉質はアルカリ性単純温泉の柔らかい湯。血液の流れを良くしたり、リンパの循環を促したり、自律神経の調整や老廃物を体外に排出するなどに効能があるという。「湯眩郷(とうげんきょう)」と名付けられた温泉処は、内湯、座り湯、露天風呂(麦飯石風呂・歩行浴・つぼ湯・岩風呂)と6つあり、とくに露天風呂は眼下に甲府盆地を一望する見晴らしも圧巻だ。
その眺望自慢の露天風呂は、男湯に「ラピスラズリ・ソーダライト」女湯に「ローズクォーツ」をふんだんに使用しており、宝石独特の質感を感じることができるのも特徴。正面に富士山を望み、ふと足元を見れば宝石…。山梨の良さがぎゅっと詰め込まれいる。

地元民こそ楽しめる温泉施設
広がるパノラマに時を忘れて…

甲府盆地と富士山を一望し、「恋人の聖地」「新日本三大夜景」などの観光タイトルを獲得しているフルーツ公園エリア。周囲には果樹園やワイナリーもあり、週末や長期休暇の間には県外から引っ切り無しに観光客が訪れているというのも不思議ではない。「毎日のように来てくれる地域の人がいる」と、地元民からの支持も厚い。
「ここは山梨市の施設です。ですから、地元の人に愛され続ける場所でなければいけない、そのために努力をしなければいけないというのはオープンした当初からずっと思っていました。今回のリニューアルの時に、工事中で温泉が営業していないにも関わらず顔を見に来てくれる常連さんが何人もいたのはとても嬉しかったですね」
甘利さんは、地元の人と観光客、どちらにも愛される施設でありたいといい、これからの果物シーズンには農作業の疲れをぜひぷくぷくで癒してほしいと続ける。
「地元の人に楽しんでもらう方法もたくさんあると思うんです。たとえばお母さん方。公園で子どもと思いっきり遊んだ後、一緒に温泉とご飯までを楽しめば『お風呂に入れて〜ご飯を作って〜』と考えなくて済み、少し楽になりますよね。また、子どもが県外から帰省してきた時などにも家族団らんの場として地元の温泉施設で寛いでもらうのもいいですね。生まれ育った盆地を眺めて過ごす時間はいいものです」
山梨市駅から車でほんの10分足らず。小高い丘に位置するぷくぷくから見下ろす昼間の甲府盆地はまるでジオラマのよう。夜になると宝箱のような夜景に一変するのだが、昼と夜の差だけでなく「時間ごとに景色が変わるから見ていて飽きないですよ」と甘利さんは教えてくれました。

湯+人の〝温かさ〟がぷくぷくに
また来たくなる無二の温泉施設

甘利さんに「ぷくぷくの一番良いところは?」と尋ねると泉質でも眺望でもない、ぷくぷくにしかない唯一無二の答えが返ってきた。
「スタッフとの触れ合いが楽しいことだと思います。うちはおしゃべりが好きなスタッフばかり。今は便利な時代ですから、地域の美味しいものは取り寄せれば食べられてしまうし、見るという行為も写真や動画である程度叶えられてしまう。〝何をする〟だけではない〝触れ合い〟こそ、現地に行かなければ味わえない醍醐味だと思うんです。ぷくぷくに来たからには人との触れ合いも楽しんで頂きたいですね」
オープンから4年。アンケートを含め「お客様の声を真摯に受け止める」という姿勢で、より喜んでもらえる温泉にと歩んできたフルーツ温泉ぷくぷく。〝灯台下暗し〟なピグレ読者もいるだろう。遠出はできなくてもちょっとリフレッシュしたい、疲れた身体を癒したい、どこかに行って美しいものを見たい・触れたい…。そんな時は気軽にエスケープ。次の週末、それとも明日にでも、思い立ったら早速でかけてみてはいかがだろう。

この記事のURL / 2016年05月25日